「没後50年 髙島野十郎展」公式図録
¥3,000
髙島野十郎は、「蝋燭」や「月」などを独特の写実的筆致で描く福岡県久留米市出身の洋画家です。没後50年の節目を機に開催する本展は、代表作はもちろんのこと、初公開も含めた約150点を展示する過去最大規模の回顧展です。「孤高の画家」と呼ばれてきた彼の芸術が形成されたルーツを遡り、生涯、野十郎が自身のよりどころとしてきた仏教的思想を読み解きつつ、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会ではそれほど大きく取り上げられることがなかった部分にも焦点を当て、その芸術の真髄に迫ります。さらには、野十郎の画業や芸術観の背景にあるものや彼が生きた時代の動きを探ることを通して、美術史のなかに野十郎の画業を位置付けることもめざします。
公式図録では、出品作品図版はもちろん、資料図版や資料の書き起こしテキストを掲載。
さらに、論文やコラムを多数収録した没後50年の節目にふさわしい充実の一冊です。
本展広報大使 又吉直樹さん(お笑い芸人(ピース)/作家)が本展のために書き下ろした短編小説も収録しています。
サイズ:A4変形判
ページ数:256ページ
◆展覧会概要
【千葉会場】7月18日(金)~9月28日(日)千葉県立美術館
【福岡会場】10月11日(土)~12月14日(日)福岡県立美術館
【愛知会場】2026年1月6日(火)~3月15日(日)豊田市美術館
【大阪会場】2026年3月25日(水)~6月21日(日)大阪中之島美術館
【栃木会場】2026年9月20日(日) ~ 12月6日(日)(予定)宇都宮美術館
2026年に東京会場で開催予定。