没後50年 鏑木清方展
¥2,800
「没後50年 鏑木清方展」の公式図録です。
鏑木清方(1878-1972)の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》と、合わせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》は、2018年に再発見されました。本展は、この三部作を含む109件の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展です。
清方と言えば上村松園と並び称された美人画家として定評がありますが、意外にも、彼には美人画と言うには収まりの悪い作品が多いことも事実です。それは清方が市井の人々の生活、あるいは人生の機微を描こうとしていたからに他なりません。女性の姿かたちや所作、いで立ちだけでは決して成立しない―そんな清方作品の個性に着目する本展では、ラインナップを精選して、彼の作品がもつ物語る力を読み解きます。
作品解説はもちろん、多数の論文やコラム、清方の絵をすみずみまで味わうためのブックガイド等を収録した没後50年の節目にふさわしい決定版の一冊です。
・図録では清方の画業を年代順に紹介しています。
・東京、京都両会場に出品する全作品をオールカラーで収録!
・30年ぶりの公開となる《ためさるゝ日》(左幅)も掲載!
・複数の軸や屏風を一覧できる両観音ページ付き!
・180度しっかり開くコデックス装で製本しています。
仕様:判型A4変形判(290×225mm)、並製本、コデックス装
総頁数:312ページ
◆展覧会情報
2022年3月18日(金)-5月8日(日) 東京国立近代美術館
2022年5月27日(金)-7月10日(日) 京都国立近代美術館