馬王堆帛書精選 全3巻
¥3,600
毎日新聞社と毎日書道会が2004年9月7日から10月24日まで東京・サントリー美術館で開催した「湖南省出土古代文物展―中国の文字と至宝」の関連出版物です。
1973年に中国・長沙馬王堆三号前漢墓で出土した帛書は、清末に発見された敦煌文書に続くもう一つの重大な古文献の発見というだけでなく、清末以後陸続と発見されている甲骨文や簡牘と同様に、中国書法研究の貴重な資料です。
本書は、中国湖南省博物館の協力によって、書道史や書法の研究および愛好家の学習や臨摸のために、より正確詳細で基準的な帛書の規範本を提供する目的で編集されました。そのため、帛書の書体、形態から「篆隷」「古隷」「漢隷」の三部に分け、さらに各部ごとに年代を考慮しながら、数種の部分図版を選び採入しています。また馬王堆帛書は、その独特の風格と豊かで優れた文化を内に蔵し、書法芸術としても極めて高い評価を得ています。
全3巻1組、A4判(296×209㎜)
1巻 全48ページ(一部カラー図版)
2巻 全56ページ
3巻 全56ページ
解題 陳松長、西林昭一
2003年発行