あやしい絵展
¥2,800
明治期、西洋から知識、技術等がもたらされる中、美術においても西洋の影響を受けた多種多様な表現が生まれました。その中に、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった言葉で形容できるものがありました。美しいという言葉だけでは決して表すことのできないこれらの表現は、美術界の一部からは批判を受けましたが、文学等をバッググラウンドとして大衆に広まっていきました。
本展は、幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図など約160件から、こうした表現を紹介するものです。
公式図録は、表紙に水島爾保布(みずしま・におう)の描いた「人魚の嘆き」を配し、装丁にもこだわっています。180度しっかり開くコデックス装で製本しており、「あやしい絵展」の世界を手元でたっぷり堪能できます。
作品解説や作家解説をはじめ、作品のもとになった物語の紹介や、「あやしい絵」を巡るブックガイドまで、全出品作品を収録したボリュームたっぷりの一冊です。
仕様:A4変形(H297×W203mm)並製本、コデックス装
総頁数:252ページ
◆あやしい絵展(東京会場)で前期・後期に聞けた音声ガイドを合体させた、約50分の完全版も、アプリで配信中!図録をご覧いただきながら、ガイドをお聴きいただければ、より濃厚な「あやしい絵」の世界が堪能できます。
詳細は以下のリンクから!
https://www.acoustiguide.co.jp/kiku-art/
◆展覧会情報
2021年3月23日(火)-5月16日(日) 東京国立近代美術館
2021年7月3日(土)-8月15日(日) 大阪歴史博物館