我が名は鶴亭
¥2,241
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2016年に長崎歴史文化博物館・神戸市立博物館で開催した「我が名は鶴亭 ―若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?」展の公式図録です。
長崎出身の黄檗僧で、画家でもある鶴亭(かくてい・1722~85)は、中国由来の美しく、おめでたい花鳥画(南蘋風花鳥画)をかっこよくアレンジし、18世紀の大坂・京都に初めてもたらして、一大ブームを巻き起こしました。
鶴亭の生み出すかっこいい花鳥画(かっちょいい・が)は、当時京坂で活躍していた伊藤若冲や池大雅にも多大な影響を与えます。
没後230年を経て初めての回顧展となった展覧会では、鮮やかな色彩と豊かな表情の鳥が魅力的な着色花鳥画や、大胆かつ冴えわたる筆遣いの水墨花木図の数々を紹介し、鶴亭の画業と生涯に迫りました。
公式図録では、鶴亭の作品をはじめ、鶴亭が学んだ黄檗絵画や南蘋風花鳥画、同時代の画家や弟子の作品など、約150点をカラー図版で掲載しています。落款・印章図版・年表など、関連資料も充実した1冊です。